皆さん、SIDSという赤ちゃんがまれにかかる病気をご存知でしょうか。
SIDSとは乳幼児性突然死症候群と言い、1歳未満の特に4〜6ヶ月の赤ちゃんが多く発症します。
人間は眠っている間に短時間ではありますが、呼吸のリズムが乱れることがあります。
大人の場合はすぐに呼吸のリズムを取り戻しますが、まだ体の機能が未発達な赤ちゃんの場合は、呼吸のリズムが取り戻せないことがあるのです。
そのまま呼吸ができずに、死に至るのが乳児性突然死症候群(SIDS)です。
SIDSの予防のキャンペーンを始めた現在でも、日本では、1年に150人程度の赤ちゃんがSIDSが原因で亡くなっています。
これは、乳児の死亡原因の第2位です。
とても発症の確率が低い病気ではありますが、自分の赤ちゃんのために避けれるリスクは少しでも多く避けたいものです。
乳幼児性突然死症候群はまだ原因がはっきりしていませんが、1999年から厚生労働省が、乳幼児性突然死症候群(SIDS)を予防するキャンペーンを始めてSIDSの発症率を25%減らすことに成功しています。
その厚生労働省が発表した内容の一つに母乳で育てること、いうのが入っているのです。赤ちゃんに元気に育ってもらうためにも、できれば母乳で育てたいですね。